Mile Journal

ANAのマイルを貯めてSFC解脱からトラベルライフの充実を目指してます。    海外の雑貨やアートも時折紹介してます。

【回顧録】イギリスのバースで初めてホームステイしたときの話 その5

先日Twitterでこのホームステイ回顧録について

ありがたいコメントを頂きまして

もし書籍化するようなことがあれば

帯のコメントは是非お願いしたいと考えている

comastyですこんばんは。

 

このホームステイでの失敗が皆様の糧となり

また過去の自分への供養となれば幸いです。

 

ん?

 

まだ読んでない?

 

 

バックナンバーはこちらからどうぞ。

初めての方にも親切なブログ

Mile Journal」どうぞ宜しく。

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ブログタイトルにマイルって堂々と書いてあるけど

実際はブログで全然触れていないことは

みんなには内緒だぞ、comastyお兄さんとの約束だ。

 

さて

 

長々と

ホームステイファミリーへの愚痴を

書いてまいりましたが本日が最終回です。

 

 

冒険はロンドンへ

 

前回のその4でも書きましたが

長屋タイプの家にステイされる方は

その家の目印をしっかり覚えていたほうがいいです。

でないと家の前にも関わらず1時間迷子になります。

 

「家の前で1時間迷子なんて気が触れたと思うだろ?」

 「それでも俺は実際迷子になったんだよ、大人なのに」

<バース放浪記>comasty著

 

この日辺りを境に

ホストファミリーとは

ほぼ会話をしない(というか会えない)

そんな生活をしていました。

 

まさにホストネグレクト。

もしホスト相談所の職員がいたら

あやうく保護される一歩手前でした。

 

朝はカリカリのトーストを食べ

家にいてもほぼ誰もいないので

歩いてセンターに出かけ帰ってくるのは23時頃。

一日、声を発しない日もあったかと思います。

 

先日の記事でも書きましたが

キム家にとっては宿と食事を提供するだけで

家族として迎え入れるというわけでは

なかったのでその辺りのお互いの認識が

このような悲劇を生んでしまったわけです。

 

そんな中で思ったのが

「そうだ、もうこの際ロンドン行こう」

正直バースで数日も1日中

歩き回るには狭すぎる。

 

数学でもありますが

マイナスにマイナスを掛けるとプラスになるわけで

この場合 (ホストネグレクト) x (狭いバース)

= ( ロンドンへ行こう )

というよくわからないポジティブ結果になりました。

 

一応、現段階でわかっていたのが

センターのBath spa駅からロンドンへ行ける。

この情報のみだったのでいささか不安でしたが

ここまで来たら開き直り

気分はジョン万次郎になったつもりで

 

 

海外で列車に乗る

早朝駅に向かい、拙い英語で

「ランドン(London)に行きたい」というと

ちょうど列車が来るようでこれに乗れば

ランドン(London)に行けるぞということで

ほぼ飛び乗るような形で強行してしまった。

 

皆さんは海外で長距離の列車に

乗ったことがありますか?

 

 

それはまさに・・

 

 

リアル「世界の車窓から」

脳内で石丸謙二郎氏のナレーションが

再生されるのは自分だけではないはず。

 

ただ別に乗客はこちらを見ても

微笑んではくれないし

手も振ってはくれません、あたりまえか。

 

 

ロンドンお上りさん

 ボーっと外を眺めながら

1時間半程で到着しました。

憧れのロンドン、思ったより近い。

そして何より駅がでかい、人が多い。

完全にお上りさんです。

ハリーポッターのロケ地にもなっていたようですが

キングス・クロス駅の方が有名ですね。

 

それよりも偏見ですが

見たことあるけど名前が出てこないランキングの

上位に位置されるであろう

このクマのキャラがこの駅由来だったのかと

くまのパディントン - Wikipedia

wikiでは毛むくじゃらの裸体ですが

この服を着ているイメージの方が強いです。

以前映画にもなってましたね。

公式HPはこちら

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人の量に圧倒されつつ、

目的の場所に移動するために

ロンドン市内にて使用できる

公共交通機関で使用できるICカードの

オイスターカードを入手し

とある場所へ向かいます。

 

パディントン駅からベイカールー線で

ピカデリー・サーカス駅へ。

 

 

 

ピカデリー・サーカス駅にて

そう・・・

 

 

これが見たかった(写真は無料素材をお借りしてます)

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当時この風景を見た時

「さ、SANYOってすげぇ」

と思いました。 

 

勿論、バースの街中もとても情緒溢れており

初めてのヨーロッパ体験というなかでは

かなりのインパクトがあったのですが

それを丸呑みするかのスケール。

おそらく終始、口が開きっぱなしだったと。

 

ロンドンには数え切れないほどの

沢山の観光地があると思いますが

このときはその他の観光地には

全く行けませんでした(かなりビビってたので)

 

とりあえずピカデリー・サーカス駅と

隣駅のオックスフォード駅周辺を

往復したりちょっと気持ち外れに入ってみたり

あくまで電車1本でパディントン駅に帰れる

という範囲内で観光を楽しみました。

 

何よりも家に帰れないと非常に大変なことになるので

早々に帰りの列車に乗りホームタウンのバースに

戻りましたが帰りの列車で

ふとこんなことを思っていました。

 

 

 

「ロンドン・・・住んでみたいな」

 

 

 

バースの滞在時には思ってはいませんでしたが

ロンドンに行って帰ってきた際に

自分の中で何かが覚醒したのを覚えてます。

ここだったら住めるな、という謎の自信。

 

 

 

あとがき

それからはホストハウスに戻っても

相変わらず大きなイベントもないまま

(そもそも人がいない)

最終日を迎え

ホテルのチェックアウトを済ませるが如く

簡単な挨拶で別れを告げました。

 

行く前は

 

帰り際に泣いちゃうのかな

帰国後もメールでやりとりするのかな

数年後再会してテンション上がっちゃうのかな

 

そんなことを考えていた時期もありましたが

全ては幻想でした。

コスモ(小宇宙)もへったくれもありません。

 

ただそれとは引き換えに

結局は自発的に行動しなければ何も変わらない

ということを経験出来たと思います。

 

成すがままにステイ先にいたら

滞在時ずっとただの引きこもりになって

英語も話さない、街も見ない

ロンドンさえ行けない。

 

もしとてもフレンドリーなホストに当たり

色々な経験が出来て、帰国後も

Facebookやinstagram等で交流出来れば

それはそれで十分満足のいくものに

なるのだと思います。

寧ろそれを望んでいましたが。。

 

ただ

 

もしそうでなかった場合も

悲観的になることなく

色々と自ら挑戦することをオススメします。

そもそもホームステイ自体が非日常であり

大きな挑戦であるので。

 

 

結果、こうしてブログのネタなったし。

あの時の思いも供養出来たんじゃないかと。

良い思い出だけだったら

おそらくここまで引っ張れないでしょうし笑

 

その5まで長々書いてしまいましたが

全て読んでくれた人ありがとうございます。

もし途中から読まれた方は

その1から読んで頂けると幸いです。

 

 

それでは本日はこのあたりで。

 

ザッツオール!

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余談ですがこの経験の後、

結局ロンドンに住んでしまうというのは

また数年後のお話。