Mile Journal

ANAのマイルを貯めてSFC解脱からトラベルライフの充実を目指してます。    海外の雑貨やアートも時折紹介してます。

【回顧録】イギリスのバースで初めてホームステイしたときの話 その4

先日香港に1泊3日で行ってきたのですが

やはりどうにも更新が止まってしまう・・。

 

まだビジネスクラスに搭乗した経験がありませんcomastyですおはようございます。

早く「フルフラットがー」とか「スタッガードがー」とか言ってみたいものです、ええ。

やはり乗らないと説得力が出ないですよね。

 

先日は閑話休題ということでベトナム航空のビジネスクラスお買得案件を紹介させて頂きましたが

早くホームステイ話の続きを聞かせろ!という読者の皆様から多数の声を頂いて

 

はいませんが引き続きローストビーフにグレービーソースをかけながらお楽しみ下さい。

 

 

日が空いてしまったので時間のあるかたは前回までのあらすじをどうぞ

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ヤン is back

 

 昨日ついに気づいてしまった

キム家の陰謀そして謎の男ヤンの存在。

そこで理想のホームステイという淡い夢は脆くも崩れ去り、

甘えを捨て1人で残りの日程を生きて行くことを決意しました。

 

「…悲しいけどこれ、民泊なのよね」

 

明日は朝から出かけよう。

しかしどうやって出かけよう。

初日に車でやってきた時の記憶を遡ると

中心地のBath spa駅周辺までは結構な距離があるはずだが

歩いて行ける距離に違いない。

(結果2時間以上歩き彷徨う羽目になる)

 

そして早朝なら暴漢やら危険な人間とは

エンカウントはしないはず(早朝の法則)

などと部屋で一通り作戦を練った後、

シャワーを浴びてバスルームから出た際

 

むむっ

 

同じフロアにあるHMの寝室の扉が半分弱開いているのに気づく、

電気は点いていない。

 

むむむっ

 

入るわけにはいかないが

非常に気になるのが人間の性。

 

(入らないけど)もう少し近寄ってみよう。

ドアから2歩くらい下がった辺りで中を伺う。

 

 

ん?…誰かいる。

 

 

そこには上半身裸で横たわっているヤンの姿が。

 

ま た お ま え か!

 

そしてこっちを見た!目があった!滝汗

 

 

その時、私は思いました「殺られる」と。

 

・・・。

 

・・。

 

…気が付いたら部屋に戻っていました。

多分誤魔化しようがなかったので慌てており

記憶が飛ぶほど焦っていたようです。

 

ただやはりヤンはNew dad又はBoyfriendなのは

間違いないようです、過信が確信に変わった瞬間でした。

 

またヤンは見るからに

「comasty!川にBBQ行くぞ!」みたいな雰囲気の人間ではなかったので

より一層ホームステイの期待に諦めがつきました。

 

 

旅立ちの朝

いつものカリカリのトーストを食べ

HMに今日は街に行ってくると告げ

目指すはBath spa駅、冒険の始まりだ。

 

まさに気分はドラクエの勇者

ただ早朝だからかモンスターはいない。

漠然と街の方角に向かって歩き始める

当時はスマホなんて勿論なかったので

感覚と優しそうな人を捕まえて道を聞くの繰り返し。

親切な新聞配達のお兄さんはわざわざ手書きで

地図を描いてくれた。

シンプルな地図で心配だったが

距離はあったもののまさに地図通りに進むと

念願のBath spa駅に着くことが出来た。

なんとかなるもんだなぁ…と達成感を感じ

街の散策を始めるのだけれどこの時は興奮のあまり肝心な

「どうやって家に帰るか」

を全く考えていませんでした。

 

バースの街

 

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中央より右下がBath spa駅となり

駅前にはバスロータリーがあります。

お店に長居するようなことがなければ

十分1日で歩き回れる距離です。

 

街中の建物は当時の面影をそのままに

歴史を感じさせるものばかりで

ただただ歩いているだけでも十分に楽しいです。

 

しかし

Bathに行ったらココに行かないでどうする!

という「Thermae bath spa」も

見事にふらっと入りショップや

レストランを覗くだけという天邪鬼っぷり。

ただ温泉を飲める箇所があったのですが

それだけはしっかり頂きました。

しかしミネラルの含有率が高かったのか

決して美味しくはありませんでした。。

www.thermaebathspa.com

 

今思えば、英語も然りですが

行く土地のリサーチも不十分だったなぁと思います。

 

おそらくその期間Bathの人々は

「アジア人のホームレスが街中を日中徘徊している」

そう思わせる程、同じ道を行ったり来たり

・・しかし家に帰ってもつまらないしと

色々思いを巡らせた挙句、辿り着いた境地が

 

そうだロンドンへ行こう

 

ロンドンに行く前に

死なばもろとも玉砕精神でそう思い

翌日は更なる冒険をと決意を固めたものの

その前にとてつもない大きな壁にぶち当たる。

 

「まずはどうやって家に帰ろう」

 

歩いてきた道は外灯も全くと言っていい程無く

野盗とエンカウントする可能性もなくもない(ない)

 

選択肢はバスかタクシーの2択

しかし

当時は「海外のタクシーは騙される」という

謎の偏見と英語力の不安からビビって断念。

 

選択肢はバスになるのだけれどそもそも

バス停から探す作業をしなければならない。

幸いホストの住所は持っていたので

人の良さそうなおばさんに狙いを定めて

 

c「こ、ここに行きたいんですが」

おばさん「あー、それならXX番のバスね」

c「さ、さんきゅー^^;」

 

なんとかバス停を見つけバスに乗る。

よし、これで勝ったも同然。

 

 

バス内に停留所表示がない。

 

いや、そもそもどこで泊まるべきか知らない。

 

オーマイゴッドネス!

 

走るバス、高鳴る動悸、流れる汗。

これはまずい、ということで

バス内でもこのアホなアジア人に

助けの手を差し伸べてくれそうな人を探す

 

 

客が全然いない(汗

 

背に腹は変えられないので

とにかく近くにいたおばあちゃんに話しかける

 

c「ここに行きたいんですがー」

おばあ「そこに着いたら教えてあげるから

心配するでない若人よ」

c「(´;д;`)」

 

そんな流れがあり駅近くでおばあちゃんが

ここ!思いっきり服の袖を引っ張る。

おばあちゃん、本当にありがとう。

 

ああ、そうそう家の周りはこんな風景だった。

 

長かった。

 

長い旅だった。

 

バスに乗ってバス停に着くだけの

そんな簡単な過程だけども本当に大変だった。

後は家に帰ってロンドン行きの計画を練るか・・

 

てくてく・・

 

てくてく・・

 

てく・・

 

・・・

 

「家どこだよ!(#^ω^)ビキビキ」

 

ホストハウスを上空から見たイメージ図

f:id:milejournal:20170307215933j:plain

 

時間も遅く、携帯電話もなかったので

外からヒントになるものを必死で探して約1時間程・・

 

リビングで娘と息子と遊んでいた時に見かけていた

窓際においてあったクリスマスツリーが

ホストの家を知らせるかのように

ピカピカと光っていたので多分ここだと。

 

それでも半信半疑で合鍵を差し込む。。。

 

・・ガチャン

 

死ぬかと思ったぜ(´;ω;`)

 

 

しかしこんなんでロンドン行けるのか。

と不安になったのは言うまでもない話。

 

 

本日のホームステイ教訓

  • ホストファミリーの寝室は覗かない
  • とりあえず観光地は満喫しとく
  • ホストハウスの住所確認
  • 長屋タイプなら目印を
  • バス番号・バス停を事前に確認